合成染料

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 アメリカ生まれのジーンズの色 「インディゴブルー」、日本の伝統の色 「ジャパンブルー」。まったく異なる国で、今でも、この同じ藍色「インディゴブルー」が愛され続けています。もちろん世界中で愛されている色「インジゴブルー」と言っても良いかもしれません。そこで、この度、ジーンズの歴史、藍染めの歴史をふり返りながら、これらに関する用語を集めてみました。また、併せて、一般的な染織に関する用語も加えています。ご興味のある方は、是非ご覧下さい。なお、今後も引き続き更新する予定ですが、今現在は、次のような内容でまとめています。「ジーンズ・藍染・草木染・染色・加工・糸・織物・衣服・紡織染加工機・色」の「概要、歴史、名称、技法、特徴など」。


合成染料、ごうせいせんりょう、synthetic dye


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合成染料

 合成染料(ごうせいせんりょう、synthetic dye)は、石炭や石油などを原料として、合成された染料のことですが、以前は石炭タールから、現在は、石油(ナフサ)から得られる芳香族炭化水素類(ベンゼン、ナフタレンなど)を原料に、有機合成させることによって作られています。
歴史的には、19世紀の中ごろ、ドイツの科学者「ホフマン」が、コールタールからベンゼンを分離し、そのベンゼンから染料製造の原料となる「アニリン」を製造することに成功しました。
そして1856年、彼の弟子でイギリスの「W・H・パーキン」が、そのアニリンから紫色の塩基性染料を作り、1857年に、世界で初めて合成染料の工業化が実現しました。
その後、数多くの合成染料が作られるようになりましたが、特に注目されるものには、1869年に、ドイツの化学者「グレーベ」と「リーベルマン」の共同開発による「アリザリン(茜の色素)」、また1878年に、ドイツの化学者「バイエル(Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer)」による「インジゴ(藍色の色素)」が挙げられます。
特に「インジゴ」は、今なお世界中で大量に使用されている染料です。
ところで、現在、天然染料とは比べものにはならないくらい使用されている合成染料には、多くの種類の染料があります。
これを、水溶性か否かで分けると次のようになります。
@ 染色後、水溶性の染料
塩基性染料(カチオン染料など)、酸性染料(金属錯塩染料を含む)、直接染料、水溶性合成繊維用染料。
A 染色後、水不溶性の染料
バット染料(建染染料)、可溶性バット染料、硫化染料、アゾイック染料(ナフトール染料)、酸化染料、反応染料。
B 水不溶性染料
分散染料(分散金属錯塩染料)、合成繊維用アゾイック染料、合成繊維用酸化染料、溶剤染料、顔料色素、レーキ。




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